2014.4.9

いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむ

 
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いま進行中のプロジェクトの計画が横に長いプランでして、建物幅が全長22m以上あります。(一般的なプランの約3倍くらいです)
 
設計図を描く際には各スパン毎に『通り符号』というものをつけます。
 
1,2,3,4,5・・・・
 
とか
 
A,B,C,D・・・・
 
とか
 
木造では
 
いろはにほへと・・・
 
と図面に表される基準線列に名前をつけることで、図面の明瞭性が向上し、作業や打合せをスムーズに進行させることができます。
 
今回、住宅で22メートルは、自分にとって初めての長さなので、通り符号が
 
いろはにほへと・・・・つねならむ 『む』まで到達しました。新記録です☆
 
 
 
いつもより長いので、改めていろはにほへと、の順番を確認するためにネットで検索しました。
 
 
 
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ  つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん

色は匂へど 散りぬるを

我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
 
 

平安時代末期の『涅槃経(ねはんきょう)』の
「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」
を表しているそうです。

色は匂へど 散りぬるを

香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
諸行無常(しょぎょうむじょう)

我が世誰そ 常ならむ

この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。
是生滅法(ぜしょうめっぽう)

有為の奥山 今日越えて

この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
生滅滅己(しょうめつめつい)

浅き夢見じ 酔ひもせず

悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。
寂滅為楽(じゃくめついらく)

 
 
 
す、すごく奥が深い・・・・!!
 
日本の文化の素晴らしさの一端にまた出会うことができました。
 
しかも、キリの良い『常ならむ』の『む』で終わっているところが気持ちいいですね!!
 
 
話し変わって
 
 
言葉に心を動かされることが多い自分ですが・・・
 
先日、読書をしていてドキリとしてしまいました。
 
 
 
ある木地師さんの言葉で
 
 
 
『人間は言動と、行動を一致させることが重要』
 
 
・・・。
 
 
言葉に感動する事、人の言葉を借りて自分の口から出す事の易さ。
 
それに比べて、それを日々実践し、続けることの難しさ。
 
自分の弱さを誰よりも知っている自分だからこそ、グサリときました。
 
心に留めて行動したいと思います。
 
 
 
 
 
 
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
                    米田雅樹 三重県 建築設計事務所