2014.8.14

名作

 
 
遅ればせながら、気になっていた映画を観ました.
 
 
 
 
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七人の侍   1954年  黒澤明監督
 
 
 
言わずと知れた不朽の名作と言われる所以、よくわかりました.
 
 
格好よい・・・.
 
 
役者の外見ももちろんの事、映画すべてが格好良いです.
 
 
農民が自分たちの村を襲い、金品、食糧、女をさらいにくる野武士たちから守ってもらう為に七人の侍を探しに行くところから物語が始まります.
 
ただの人斬り物語でなく、それぞれの立場の感情や、当時の身分制度が物語る時代背景がよく表現されていて、3時間の大作にもかかわらず見入ってしまいました.
 
また、印象的だったのは、雨の描写が素晴らしいこと.
 
人の感情や、物語が展開するときなど、雨がその場面を演出し、引き立てている気がします.
 
当時の白黒フィルムも手伝ってか、雫滴る水の風景の生々しさ.
 
雨は、この国を代表する風景だと思いました.
 
 
先日吉田佳二先生が『日本人は湿気に強い。』とおっしゃっていたことを思い出しました.
 
 
 
 
製作費  当時の金額でなんと  2億1千万円! (現在の価格で約30億円)当時の映画7本分の金額だったそうです.
 
 
 
僕が言うまでもなく当たり前の事ですが、どんな分野においても時代が古いから遅れているなんて事はなく、
時を経ても良いものは素晴らしい、とこの映画を観てつくづく思います.
 
 
現在、800年前に組積造の教会『ルトロネ修道院』をつくった修道士兼監督が記した建築記録の和訳本『粗い石』を読んでいます.
 
800年前の物語を読んでいても、人の行いや、考えることの基本は同じだと気付きます.
 
 
 
 
話は飛躍しますが、人が制御できない事を人がつくり、それが人の脅威になっている今.
 
街を歩いていたら、突然さらわれ、奴隷にされてしまう事があった時代.
(今の時代でも、国によってはあるのかもしれません)
 
 
どんな時代でも脅威や理不尽は人の隣にあるのだと思います.
 
 
色んな事がある世の中ですが、与えられた時間の中、自分の生きる時代を歩く事を意識します.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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                    米田雅樹 三重県 建築設計事務所