2014.12.15

モヤモヤ

 
昨日、衆議院選挙に行ってきました.
 
 
池上彰さんの選挙速報番組にて、視聴者からのこういう質問がありました.
 
 
「自分が住んでいる選挙区で希望の政党や候補者がいない時はどうしたらよいのですか?」
 
 
池上さんの答えは
 
 
①なかなか全て自分の理想とする政策を掲げる候補者、政党はないのが現実です.
その時は、その中で、自分の理想にいちばん近い政策の候補者に入れることです.
 
②それでも、そういう候補者もいない場合は、自分はここだけには通ってほしくない、という所以外を投票する.
 
 
という回答でした.
 
 
おっしゃるとおり、有権者一人一人も思想が違い、理想とする社会が違う中、限られた候補者の中から政策すべてが合致と言うのは難しいのは確かです.
 
 
この政党の、この部分は良いと思うが、この部分は受け入れれない.等々.
 
 
 
今回、予想(目論み?)通り自民党が圧勝しました.
 
 
あくまでも僕個人の思想ですが、世界の中で謝ってばかりではない日本、戦後レジームの脱却については以前から賛成でした.
 
(勿論、戦争は反対ですが、戦後レジームからの脱却 = 戦争する国 ではないと思います.それではあまりにも短絡的すぎる.万一戦争する国になってしまったとしたら、死刑になったとしても戦争行きませんけどね.)
 
 
 
自分達が、これからの子供たちが、自分たちの国を、胸を張って誇りに思う社会であってほしいと思うからです.
 
今年の夏休みも、登校日から帰ってきた小学4年生の息子から
 
「戦争は日本が悪くて、おこってしまった」
 
という言葉を聞きました.
 
 
何がよくて、何が悪いか、主観も様々ですが、この年代の少年たちに 端的に
 
「悪かった」
 
という答えだけを持たせてしまうのは、あまりにも悲しいと思います.
 
当時の歴史的背景、状況、した事、してしまった事をフラットに伝えた上で、良い悪いは個人にゆだねるようにしてほしいと思います.
 
(繰り返しますが、勿論戦争は絶対に良くない.でも、それは僕たちだけが一方的に反省する事でもない.)
 
 
話しがそれてしまいました・・・.
 
 
今回、ものすごくモヤモヤしています.
 
 
 
選挙で大勝すれば、それは
 
 
「民意を得る」
 
 
という解釈になってしまうのがどうしても引っかかるのです.
 
 
 
僕は、まだ収束もしていないし、今後のリスクを背負ったままの原発を
 
「国の重要なベース電源」と位置づけし、推進していく事を宣言している党が
 
これで 「民意を得た」 と、それも推し進めていくことになったとしたら、ものすごく疑問でしょうがないです.
 
 
(何度も申しますが、あくまでも自分の思想であり、原発賛成の方々もみえるのは承知です.当たり前ですが自分の反対の意見が敵と言うわけではなく、あくまでも個人のひとりごとです・・・.)
 
 
選択肢の少ない候補者、政党から、有権者ひとりひとりの自分の理想を投票する事は難しく、
 
 
「民意を得る」為にはこのような総選挙にせず、重要な案件については、個別に是非を反映できるシステムにしてほしいです.
(何をもって重要に認定するかは難しいところですが.原発はにんげんのいのちに直結する事.)
 
 
 
例えば最高裁判所裁判官国民審査のように×つける方法で.
 
 
 
 
 
 
 
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米田雅樹 三重県 建築設計事務所