2023.6.5
足湯でのひと時
栃木県那須塩原市。塩原温泉 湯っ歩の里。
日本でも数少ない、足湯のみの温泉施設だ。
木造で楕円形の平面を納めるとなると、どうなるのだろう?とウキウキしながら行ってみる。
外観。切妻屋根と羽を広げたような屋根がお出迎え。
切妻屋根はこんなかんじで組まれています…
その切妻屋根部分を通って下階へ降り、ロッカーに荷物を預け、いざ足湯へ。
美しい架構にうっとり…。
屋根平側両面がガラスのサッシなので、Rの集成材の棟木に鉄骨の柱を2本ずつ落とし、その間を耐力壁として構造を支えている。
床とガラスのサッシに着目すると、桁はRなのにスノコは直線だから…いったい何十角形なんだろう?
楕円の中央部は中庭。
構造設計は、中田捷夫研究室。
坪井善勝研究室では、代々木体育館をご担当されています。
隈さんが手がけられた高知の梼原も、中田先生の構造設計。
シャープにも、そして、ダイナミックにも見える建築。
わが人生のように、天候に恵まれない旅は続く…
スタッフ 阿部