2010.2.6

マンガレビュー

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本屋さんに行ったら、個人的に楽しみにしているコミックBEST3の新刊が3巻ソロって出ていました。

モテキ。マガジンでトッキューを描いていた著者。都市伝説?で人生において何回か訪れるというモテキ。自分に自信がなく、自虐的な性格がこびりついた30歳の男の成長物語。ナイーブでデリケートな男性のココロをリアルに描写していて、共感してしまいます。

ヒメアノール。かの伝説的な漫画、稲中の著者が描く人間。ココ最近の3作はリアルな人間の黒を描写していてます。近作では黒の中にも笑いも入ってきました。現実社会で起こりうる物語だけど次の展開にドキドキしてしまいます。
『この社会は、例えばもし自分が鉄道にしか性的興奮を覚えれない様な人間に生まれてしまったら、運が悪かったと諦めなければいけないのか。』と殺人者が考えたりするところにとか、随所に哲学が散りばめられています。

空手小公子小日向海流。数ある格闘技漫画のなかでも秀逸です。主人公以外にも各キャラが魅力的で、各々の試合は現実の試合を見ているようで、どうなるんだろう、とワクワクしてしまいます。

おやすみプンプン。思春期の少年のココロ模様を描写した物語。ものすごい画力の作品全体と対照的に主人公は人の形ではなく、抽象的でシンプルな線の不思議なキャラで描かれています。1,2巻を先月購入し、今回は3,4巻を買いました。1,2巻を読んだ夜、僕の夢には中学生の自分が出てきて、中学生の頃の姿形をした友人たちと過ごしました。

お気に入りの漫画を読む時は、早く読むのが勿体なすぎて、目線が同じ項を何度も行ったり来たりしてしまいます。それは好物を味わって食べる感覚に似ています。そう、ケーキ。食べたいけど食べるのがもったいない。
とにかく、漫画があると、生まれてきて良かった!!!と思ったりします。