2023.4.29

定例会議へ行ってきます










スタジオジブリの映画が好きでよく見るけれど、とりわけ「風立ちぬ」は心の栄養として見ることが多い。




この作品には、個人的にとても好きな「カプローニさん」のフレーズがある。





『飛行機は美しい夢だ。設計家は夢にかたちを与えるのだ』





「建築は美しい夢だ。設計家は夢にかたちを与えるのだ」





そう鼓舞されているような気がするので、気落ちしているときに見るのである。












大学時代の卒業アルバムの「将来の目標」欄にこう書いた。






『みんなを笑顔にすること』






周りからバカにされて、嘲笑された。オマエはふざけていると。




だけど、そういっている人は、ほとんどみんな設計職を辞めていった。




大抵、『一級建築士を早く取る』とか、『有名建築家と仕事をする』とか、『年収いくらになる』とか書いていた人たちだ。






仕事を始めてから6年ほど。




人生の先輩方からすれば、まだまだワカゾウだけど、少しぐらいは笑顔にできた人はいるのだろうか。













NHKで放送している番組「映像の世紀 バタフライエフェクト」が好きでよく見る。




アメリカ人の設計家、バックミンスター・フラーが打ちひしがれていた若いころに志したこと。





『人のために人生を捧げよう』





誰かのためにできること。




小さな「誰かのため」が積み重なり、やがて『みんなを笑顔にすること』にはならないのか。












昨年のGWに故郷の友達4人で平泉の中尊寺金色堂を見にドライブへ行った。




帰る道中、30歳を節目として、「これからの自分はどうありたいか、人生の目標はなにか」を一人ひとり発表し合った。




ふざけてるだろ! と言われたけど、胸を張ってこう述べた。






『みんなを笑顔にすること』だと。









毎年恒例のようになった4人でのお出かけに今年も行ってくる。




みんなどんなことを思って暮らしているのか。目標に向けて実現できた友達はいるのだろうか…






それぞれの思いを知る、定例会議のようなものへの参加なのだ。









スタッフ 阿部