2010.5.6

建てていい?

イメージ 1
 
『建てて、いい? 中島たい子(講談社)』
 
面白かった!!
 
30代の独身OLが家を建てたい欲求に駆られ、奔走する物語。
 
フィクションながら、トラスウォールハウスが街の雰囲気を変える『オバケハウス』として主人公の住宅観をつくる重要なキーポイントとして登場していたり、安藤忠雄の住吉の長屋のプランや、ミース ファンズワース邸・フィリップジョンソン ガラスの家・ヴァンチューリ 母の家等が一人住まいの名作として紹介されていたり、建築好きには面白さ倍増の内容。
 
家を建てる人の視点、意気込み、葛藤、感動、周囲の反対、お金、色んな事がリアルニ描写されていて、当たり前だけど、一番大切な事を気付かせてくれました。
 
物語としてもテンポ良く、気持ち良く流れるように読めました。
 
面白かった♪