2010.8.16

旅のキロク2日目

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海・坂・路地・古寺・(猫)のまち尾道。

坂の町を縫う路地。触れ合いそうなくらい近い軒と軒。生活の風情と溶け込む階段の道。

AM4:00くらいから散策開始。

生活の道が本当に坂の道ばかりだ。

暗がりの中を昇り続けると小高いところから町を望めた。明けていく夜。原付の音や、どこかで泣く赤子の声(猫かな?)一日の始まりの生活の音を聞いていると人が住む事の根本を見せてもらっている気持ちになった。昨日感じた平和観がよみがえってくる。坂の土地に根差した町の生活を眺めていると人が住む力を感じた。

風情溢れる素敵な町だった。

歩きすぎて両足の裏の皮がめくれた・・・・。イタイ。

AM7:30再び電車に乗り、岡山県の犬島へ向かう。

犬島は対岸の港から船で5分くらいの島周3.6kmの小さい島。バスと船でアクセス。
昔栄えた銅の精錬所の煙突郡の遺構が立ち並ぶ。
太陽や気候・遺構の煙突・地熱・地形などを利用して極力周囲に環境負荷を与えない建築として、美術館と産業遺構の融合した建築が出来た。一昨年新建築に掲載されていた当時は完全予約制だったが今は予約制はなくなっていた。(人が多いので一日少ししか出ていない船には行列が。もし定員オーバーでこれに乗れなくなった場合、同じく一日に数本の対岸のバスに乗り遅れる恐れアリ。そうなったら予定通りに帰れないかも・・・。)

犬島精錬所  建築設計/三分一博志建築設計事務所 アートワーク/柳幸典 竣工2008年。

環境建築は一回訪れただけでは効果は良くわからなかったけど、三島由紀夫の住んだオウチの材料を使ったアートや遺構の古びたレンガ、崩れながらも立つ煙突は感性に響いた。

今、犬島近辺の島々では瀬戸内芸術祭なるものが催されていて、運よく犬島では妹島和代さんの家プロジェクトが展示(4軒)されていた。
ミニマム建築の代表的な方が木造建築をどう納めているのか興味津々で見る。釘アト、金物、仕口が魔法の様に消えていた。

島ののんびり感とアート達が融合して映画の中にいるかの様だった。

予定が全て終了した事に満足し、帰路に着く。

帰り、少し寄り道して大阪で過ごしていた当時の最寄駅で降りる。栄興壮 千里丘の安アパートの前に立つ。こんなところまで家族について来てもらって歩き始めた道 頑張らなきゃなぁ。って思った。