2023.2.20

松阪

東京から松阪に移り住んで今年で5年目に

もともと祖父母の家が松阪であったため幼いころから実家のある四日市から行き来はしていたが
なんだか5年目にしてやっと松阪が行く場所から住む場所になったような気がする



道も、おいしいお店も覚えてきたし松阪に住む多くの人と出会うことができた


そんな松阪で特に心地よい場所は松阪城跡

松阪の平坦な土地にポコッと隆起する松阪城の石垣、遠くから眺めるのもよし元天守があった場所まで登って街を見下ろすのもよし


梶井基次郎著の「城のある町にて」は松阪が舞台で実際に生活した体験を小説をしているらしい


いつも城から松阪の街を眺める風景はだいだいぶ変わってしまっているんだろうけど当時から変わらない石垣からだとなんだか時代を超えて梶井基次郎と繋がれた気がする


この4年間で松阪には過去と繋がれる痕跡がまだまだあることに気づく


建築を仕事をしている私にとってこの街に住んだ人たちが残していった痕跡が心地の良い住みやすい街の在り方を教えてくれる



新しくすることだけがいい街になるとは限らない。




















スタッフ今仁