2015.4.11

20150411PM~

 
今日、地元三重県津市で行われた
 
 
安藤忠雄さんの講演会
 
 
『人生100年』
 
 
に妻とお出かけ.
 
 
氏は言わずと知れた日本建築界の代表的な存在の一人.
 
今回の講演会は一般の方向けで、建築の話はあまりせず、人の情熱の大切さ、生きる力などについてレクチャーいただく.
 
会場は終始笑いがおこり、満員札止めの大盛況ぶり.
 
これだけ人を集める力のある人はなかなかいないと思う.
 
 
 
 
僕が建築を志した一年目、当然のことながら氏の存在を知る.
 
プロボクサー出身、25歳からのスタート、独学、という経歴を知り(ホントは独学じゃないみたいですが。。。)、出所も年齢も勝手に自分になぞらえて、たちまち自分の中でスターが誕生した.
 
くじけそうなとき、人からできるわけないという言葉を浴びせられた時、現場の辛さを味わったとき、氏の言葉に励まされ、やる気を頂けたおかげもあって、人より遅いスタートの建築人生を今まで引き返さずに歩いてこれたと思う.
 
 
安藤さんが建築を志した当初、朝の4時に起きて、夜中の12時まで勉強し、4時間睡眠、という生活を繰り返して建築を勉強したという逸話や、35歳までに死ぬ気で勉強しろという言葉を胸に、自分も独学でやってきた.
 
 
偶然にも自分が35歳になったこの月に、安藤さんが地元に来てくれることになって、勝手に一区切りのご縁と思い今回の講演を聴く.
 
 
10年前、初めて聴いた氏の講演会の時、胸を高鳴らせながら、ファンが芸能人、野球少年がプロ野球選手を見つめるような眼差しで氏を見つめ、ご多分に洩れず、講演会恒例の書籍販売者に向けた特典、サイン会に参加した.
 
 
今日も熱い言葉や、情熱を頂き、自分自身のこれからを考えるとても良い機会を頂いたと思う.
 
 
でももうサインはいらない.
 
 
自分も建築のつくりてとして歩む以上、先人は憧れるものではなく、同じフィールドの人なのだとようやく最近思う.
 
 
話しをしたければ、建築を通して、しかるべきところできちんと会えるように歩きたいと思う.
 
 
独りよがりのブログになったが、今日はなんとなく勝手に一区切りの日で、どこか気分が良い.
 
 
でも大変良い講演でした.
 
 
改めて今日、待っとれや、建築、と宣言します.
 
 
 
 
 
 
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米田雅樹 三重県 建築設計事務所