2022.10.31

第一回みえの木建築コンクール

blogが移行して初めての投稿です．

第一回みえの木建築コンクールにて、

非住宅部門　猿田彦珈琲VISON多気店

住宅部門　林業家の家

が優秀賞をいただき

先日、三重県庁で行われた授賞式に出席させていただきました．

　

木造のこと、木のことを学び続け、自分たちの建築設計を探求し、素材に感謝の念をもって資源を活用していきたいと思います．

　

先日、読んだ本にて『多くの人は環境問題といえば≪省エネルギー≫≪省資源≫という言葉をお題目のように言うけれど、本当に大切なのはそれだけではなく、資源を得る仕組みについて考え、それを生み出すことに知恵を絞り工夫を凝らすことだ』

『一般的には人が暮らすことによって自然環境は悪化し、資源は消費されて目減りし、地球環境に負荷を与えることになると考えられているけれど、そうしたマイナス面ばかりでなく、人が暮らすことで、資源を生み出し、その場所の自然環境を豊かにすることだってできる』

という文に出会い、たしかに人間が生活することがすなわち環境破壊ではなく、人がいることで循環のひとつになっていくことができる知啓があるはずだ、膝を打ちました．

日本の農耕、林業はまさにその円環のサイクルです．

事務所では木造　鉄骨造　鉄筋コンクリート造　混構造など多岐の構造種別の建築を設計していますが、ある構造家の言葉で心に残っているものがあります．

木にふさわしい構造計画には木造を　鉄にふさわしい構造計画には鉄骨造を　RCにふさわしい構造計画にはRC造を

　

適材適所、建築的合理性、思考的合理性を考えながらも、それだけに縛られないつくり方を考えていきたい．そこから喜びを感じられるようなモノをつくっていきたい、そう思っています．

　

それは光のような目に見えないもの同士の掛け算のようなもののような気がしています．

　

　

　

　

　

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