2014.3.6

大人の樹木学

 
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『大人の樹木学』 著・石井誠治 
 
を読みました。
 
普通の樹木学の本よりも、わかりやすく、面白く説明してくれていて、興味深く読めました。
 
 
 
感じたこと。
 
もともと興味のある分野ですが、
 
やっぱり、木ってスゴイ。
 
 
 
なるほど、と思った事例をご紹介します。
 
 
雨天の雨水の導き方
 
通常の雨は葉柄→小枝→大枝→幹→そのまま重力で下まで流れて根に雨水をまとめる。
 
弱い雨は葉が受ける→葉は下を向いている→伸びた枝の先端部分に雨水が集中して落ちる→ちょうどそのあたり(枝葉の最外形)は細い根を伸ばしているところ。
 
少しの雨水も無駄にしない知恵なんですねぇ。
 
 
冬期の寒さに対する対策
 
落葉樹は冬期、葉を落とす→葉が無くなることで葉から根に対する水分の吸い上げがなくなる→水を樹体内に取り込みにくくなる→樹体内水分量が低くなる→樹皮下にある細胞液が濃くなる→これで細胞液が不凍液化し体が凍りにくくなる!!
 
なんだか少し、人間の腎臓と似ていますね。
(腎臓は血液をろ過し、老廃物や塩分を尿として排出する役割をしていますが、この性能に驚きます。人間の体内の水分は常に一定ではなく、汗をかけば減るし、たくさん飲めば増える。その変動する体の水分量に対して、常に体液の塩分値を一定に保ちつつ、不要な塩分を排出しています。スゴイ(TVからの教養ですが・・・))
 
 
 
 
 
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写真はバオバブの木。
 
もし日本で根付く事が可能だったら、ものすごいインパクトのシンボルツリーになるでしょうね。。。
 
 
いつかホンモノのバオバブの大木に会いたいです。
 
 
 
 
 
 
 
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                    米田雅樹 三重県 建築設計事務所