2026.5.19

風をかんじる

 

ことしのまだ寒いころ.

 

 

滋賀まで観音様に会いに.

 

 

 

 

 

 

昨年まで仏教関連施設の設計をさせていただいたこともあり、

仏教関係の書籍を読むことが多く、近年、西行の歩みに興味があったこともあり、白洲正子さんの『西行』を読んでちょうどの頃、

 

 

 

 

 

同時期に古本屋で白洲さんの十一面観音巡礼と縁あって読み進めるうちに、

 

近畿、関西、(三重も)、美しい十一面観音がたくさんあることを教わったのでした.

 

 

もちろん白洲さんの書籍にも紹介されていますが、ちょうど、滋賀の仏師さんととある飲み会でお隣になった時、『ぼく今、11面観音に興味あるんですよ』

と伝えると

『渡岸寺観ましたか?観てなかったら、もぐりですヨ・・・!』

 

 

とご指導いただいたこともあり、

 

 

しばらくたったある日、車を走らせて湖北に向かったのでした.

 

 

(この日初めてお会いした関西の仏師さんのお父様が国宝の仏像を修復されていた美術院の方で、お話をしていると、どういう経緯か、なんと僕が育った小俣町のお寺に眠られているそう・・・。すごい偶然でした.また、橋本平八の遺作を託された兄弟弟子筋の方でもあったそうです)

 

 

 

とにかく、湖北に向かい、まだ少し駐車場に雪が残る渡岸寺へ.

 

 

本堂からつづく、厳重に温湿度が管理されたひんやりとした収蔵庫に入る.

 

 

そこにおわした 観音像.

 

 

御丈 194㎝. ヒノキ一木彫.

 

 

 

仏像を見て、はじめて、そこに風を感じました.

 

 

 

 

こんな美しい像があるのか.

 

洋の西も東も、時代も超えたなにか.

 

 

ふわりと衣をなびかせ、今にもこちらにあるいて来られるような。。。

 

 

 

コリャ スゲー・・・・。

 

 

 

 

織田信長に攻められて近辺の寺院が焼け落ちていく時勢の中、この仏像は信仰する地域の方に土に埋められ、難をのがれたそう.

 

 

これまでいろいろな仏像を拝観もしてきたし、好きな仏像も数あれど、、この対面はとくに特別を感じざるを得ない、そんな仏さんでした.

 

 

 

 

 

撮影はもちろん禁止ですので、購入した冊子の写真をば.

 

 

 

 

 

 

晩年、井上靖さんが、この地域を舞台に書いた長編小説も読んでみました.

 

娘を亡くした中年の男の祈りと葛藤.

 

琵琶湖周辺の十一面観音をめぐり、自身と時間と対話を重ねる.

 

 

こちらも、美しいお話しでした.

 

 

 

古建築が好きで、寺院、教会をめぐってきましたが、仏さんにもおおきな関心が湧いてきた中年の時代.

 

 

 

そういえば、ことしのわたしの誕生日プレゼントは

 

 

 

 

 

 

 

空也上人の海洋堂フィギュアなのでした・・・☺

 

 

 

ガッショウ・・・👏

 

 

 

 

 

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