2023.3.18

Tokyo

旅の一日目.

空港へむかう前に国立近現代建築資料館で開催されていた、

原広司 さんの 『建築に何が可能か』展へ.

この日が最終日でギリギリ滑り込み.











世界の集落のリサーチから始まり、初期のころの小さな建築から、梅田スカイビル、京都駅といった大きな建築まで、一貫して探求し続けてこられた有孔体という考え方.


原さんの映像インタビューも印象的で、原さん自身が哲学から自身を見出されたことや、仏教的な言葉も多く、



『建築という行いは希望そのもので、そこにそれを見いだせなかったらどうしようもない.』

『おそらくただひとつ、仏教には創世記がない.始まりも無ければ終わりもない.』

『僕は建築を通して悟りをひらく、とまではいかないまでもそう思っている.』

『僕の血にも何百万分の一かはアリストテレスの血が流れている.』

など希望的、思想的、哲学的なキーワードがありました.


展示を拝見し、有孔体というものは終わりもはじまりもない.今、この場所もその中にある.

一つちがうスケールで見るとひとの時間や人生も、その筒の中の連綿とつながる(もしかしたら一体の)流れの中の一点なのかもしれない.といったことを感じました.














資料館をあとにし、東京の気になっていたお店へ.









長坂常さん設計の ニューバランスの旗艦店 T-HOUSEへ.
蔵からの改装.
ただ白くするだけじゃなくて、ラインを入れたり、目地を入れたり、棚の納め方も知性の発現がなされていて大変参考になりました.









となりに目を向けると、偶然、オンデザインさん設計の建物.

あいにくお休みだったけれど、全部のテナントが植物に由来するお店のよう.

カッコイイなぁ・・・.



日本の現代建築を体験したあと、空港へ.












久しぶりの海外建築巡礼へ.

あれは紀伊半島.僕たちの住む半島.




つづく






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