2015.3.22

三重ワンダーランド galleryVOLVOX 

 
 
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三重県津市のギャラリーVOLVOXで開催されている写真家 田山湖雪さんの個展 三重ワンダーランド へ行ってきました.
 
 
 
その後 作品集出版記念 トークイベント(田山湖雪さんと師匠の中里和人さんによる)、VOLVOXさんと月兎舎さんによるレセプションパーティに参加させて頂きました.
 
 
少し前に、この作品集に強い感銘を受けたことを綴りましたが、個展の作品たち、トークイベントからはまた違った感銘を頂きました.
 
 
 
以前田山さんとお話をしている際に、自分が写真でとらえようとしているものと、僕が建築でとらえようとしているしていることに近いことを感じると言ってくれたことがあって、作品を前にその言葉を思い出し、とてもうれしくなりました.
 
 
県外から来た視点からの三重の視点.
 
 
田山さんの師である中里和人さんとのトークイベントで、今回の展示、写真の世界観などを詳しく紐解いてくれて、自分の中にすごく腑に落ちて、大変勉強になりました.
 
 
トークイベントと、直接両氏とお話しさせて頂いた際、とくに感銘を受けた言葉をここに残します.
 
 
 
写真とはあいまいもことしている「ここにある空気をとらえるようなもの」
 
 
写真は瞬時なので、直感だが、日々考えていないと捉えられない.スパークさせる.
 
 
場所の力にシンクロさせる.
 
 
場所に会えるまでは、歩き続けるしかない.
 
 
写真とは、そこに行くまでわからない事、色んな偶然性がある.そういう所にもう一人の私を持っていく.私が見ているけれども、それを見ている私.
 
 
何も考えない.撮ろうと力むとだめ.イタコ、媒介者のようなもの.
 
 
人はものを見る時、先入観、ある種の記号性、イコンとして見る.それを取っ払う訓練がいる.
ゼロになる.でもそれは何も考えないゼロではなく、考えたゼロ.否定の否定.
 
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中里氏は今回の展示における、田山さんの作品の並べ方を、
 
 
この壁は、具象(カタチ)を撮ったまとまり、この壁は夢の世界(田山さんは祭りの事象のまとまりと説明)、ここは具象と夢のつなぎ
 
だと思うと解説してくれて、そこから田山さんが宮沢賢治の影響もうけているという話へ発展しました.
 
 
宮沢賢治は、自分の死から、生を見る事が出来た人.
 
雨が多く、天候の動きが多い岩手県の風土が賢治の感性を増幅させたこと.
 
イートハーブなど、自分の親し近い地に名前を付けてそこをゼロ地点にしたこと.
 
 
 
そう聞いて、田山さんの作品とのつながりも感じました.
 
 
 
 
 
 
 
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私を俯瞰する私という話を伺ったとき、今回の作品集のひとつのテーマ、県外からの目線のこの場所の視点(先入観をフラットにした)とも繋がっているんだと、納得しました.
 
 
田山さんの作品は、今、だけでなく、時間、時空を飛ぶ不思議な力を持っています.
 
 
その魅力の根源をすこし教えてもらえた気がしました.
 
 
僕も人の生活のハレとケ、死生観を重要視して建築をやっているので、とても今後の栄養になるお話でした.
 
 
 
 
レセプションパーティでは、月兎舎の代表吉川さん、坂編集長さんからの贐(ハナムケ)の言葉があり、とても感動的な時間でした.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後となりましたが、僕が初めて買った写真家の作品集は、昨日田山さんとトークイベントをされた中里和人さんです.
中里さんは全国を歩いて、日本の風景を撮られています.
 
小屋の肖像 等、日常にある当たり前の被写体がもっているけれども普段は見えない魅力をカメラと氏を通して発見、具象化し、僕たちに新たな扉を開かせてくれるスゴイ方です.
 
初めて田山さんとお話をした時に、写真の事は詳しくないけど、好きな写真家がいると伝えたら、「私の先生ですよ」と言う言葉が返ってきた時は目が飛び出そうになりました 笑
 
 
 
過去の事になりますが・・・・
 
 
5年前、30歳になる4月1日の誕生日に買った本が 中里さんの 4つの町 でした.
 
なにかの雑誌を見て、氏の写真に感動し、初めて写真家の作品集を買いました.
 
 
 
 
 
↓当時のURL
 
 
↓それから2年 新たな作品集を買った時のブログ (当時の生活状況から強がっています・・・。)
 
 
 
 
 
 
このブログで、いつか氏にお会いしたい、と書きましたが、夢が叶いました.
 
しかも中里さんと二人で直接数十分もお話しをさせていただく時間を頂きました.
 
あれから5年.35歳を目前にしています.中里さんの写真から、建築に対する考え方、物事の見方に関する大きなフィルターを頂いて、今、建築に向き合っています.
 
自分の中にある自分が求めるものへの可能性を感じています.>

 
 
 
 
 
今回さまざまなお話をお聞きする事が出来、田山さんが中里さんから受け継いだDNAと、そこからさらに独自の世界を追求した田山さんの世界表現を体験できたことに喜びを感じています.
 
そして勝手ながらひととひとの繋がりの力を感じています.
 
ひとが歩くということは、今の場所から動くということ、可能性がうまれるということ、を身をもって実感させて頂きました.
 
 
 
 
 
 
違う時間に巡り会ったそれぞれの本.田山さんと、中里さんお二人にサインを頂き、並べてみる.
 
写真の中で飛ぶ時空.
 
合わせてこの世界で飛ぶ時空と交わりの妙も感じました.
 
 
 
 
 
 
 
 
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昨日は忘れられない一日を経験させて下さいましてありがとうございました.
 
 
田山さん、活動拠点を静岡に移されてからも、益々のご活躍と、今後の作品を一ファンとして楽しみにしております.
 
 
僕も頑張ります.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真展 24日まで開催しています.
 
〒514-0004
三重県津市栄町一丁目888 四天王会館1階106号室
 
VOLVOX
 
■会期/2015年3月19日(木)~3月24日(火)
■時間/11:00~19:00<21日は18時30分、最終日は17時迄>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所