2026.5.30
徳正寺さんへ

先週、京都まで。
大和八木で電車乗り継ぎ。
近鉄の鈍行列車がブロックみたいに重なる駅舎。


京都 徳正寺まで 中里和人さんと住職であり詩人の扉野良人さんのレクチャーを聴きに。


二つの旅 というタイトルの会で、中里さんはこれまでの作品をとる為に辿った土地や時間のことを、扉野さんは、今年の初めにインドとネパールに行った時のことをお話しされました。

扉野さんの叔父、画家である秋野亥左牟さんが1960年代に現地でとった仏像たちの拓本。今回その場所を巡礼された旅。その記録はこちらの本にまとめられています。


格好いい・・・

扉野さんのお祖母さん、(亥左牟さんのお母さん)は日本画家の秋野不矩さんで、お寺にあった9対仏の絵がありました。チベット?ネパール?の仏さんを描かれた絵。右から二番目は彗星の仏さまだそう。色んな仏さまがおみえなんだな・・・。

レクチャーが終わって、中里さんがお誘いくださって僕も一杯に。

乾杯したあと、よる、あつかましくも僕もお寺に泊めていただけることに。

部屋でまた中里さんがご持参された日本酒をいただきながら、深夜、中里さんのとなりで就寝。。。

!!!
朝起きると、布団の向こうに見覚えのある建物が・・・!
藤森照信さんが設計された、お茶室 矩庵・・・
このお茶室は実は藤森さんがはじめてお茶室に取り組まれた作品とのこと。



お茶室も拝見させていただきました。先代が藤森さんと1年半かけて、楽しまれながらDIYしていかれたという茶室。包まれるような不思議な居心地の良さと生命感がありました。お母様に当時の写真を見せていただきながら、たくさんお話しをお聞かせくださいました。写真のむこうで当時の藤森さん、赤瀬川源平さん、南伸坊さんたちが、つくりかけのこの建築の上で酒盛りをされていました。錚々たるトリックスターたちの若かりし頃のエネルギーを注がれた建築。さらに聴くとこちらのお寺には、伝説的な漫画雑誌 ガロ の社長、長井勝一さんも眠られているのだそう・・・。すごい、なにかのエネルギーの壺のような場所なのかもしれません。
そういえば、この拓本の本は、偶然、先月金沢21世紀美術館に行った際、ブックフェアをされていて、手に入れた本なのでした。その時、観た展示が なんと路上観察学会。ぼくもその坩堝の片隅にすこしだけかすめさせていただけたのかもしれません。ありがたやありがたや・・・。
扉野さんはお寺のお勤めが在られるという事でしたが、この日、別のイベントがあって、面白いから米田くんもよかったら、とお誘いいただきました。会が始まる14時まで数時間時間があったので、 今度京都に行ったら、、と狙っていた仏像に会いに 太秦まで。



飛鳥時代の仏像。アルカイックスマイル 微笑みの美仏で名高い 広隆寺弥勒菩薩半跏思惟像に会ってきました。


ふたたび徳正寺。芥川賞作家の保坂和志のトークイベントに。
なんてユニークで、つくること、かくことへの勇気が湧いてくるお話しなんだろう・・・!
『逆に、コレもない、コレもない、コレもないのに何かである、というのが純粋なものだと思ってきた。何もないのに面白いって何なんだろう』
会場からの質問で保阪さんは「比喩」を使わないのはどうしてですか? に
『文学くさーく、書きたい人は比喩使いますよ。自分の中からいかにそういうものをなくしていくかということに、すごく気を付けた』
おもいもがけず、二日間、京都。
夢の中のできごとだったような。。。


帰り、近鉄列車。
じもとの山が見えてきた。
ヨネダ設計舎ホームページURL
http://www.yonedasekkeisha.com/
Facebookhttps://www.facebook.com/yonedasekkeisha/?ref=aymt_homepage_panel
instagram https://www.instagram.com/yoneda_masaki/
〒515-0311三重県多気郡明和町平尾306-3
一級建築士事務所ヨネダ設計舎
TEL0596-67-7327 FAX0596-67-6494
mail bookship@ma.mctv.ne.jp
